温泉無常

日本国内には色々な温泉があるので、それらを知る一つのきっかけになれば幸いです

スポンサーリンク

青森県恐山での温泉入浴は、何とも言えない空気に包まれる

青森県の恐山は、恐らくほとんどの方がその名を知っていることでしょう。

歴史・地理の授業で出てくるはずですし、バラエティ番組などでも度々紹介されます。

 

ただ、その恐山に温泉があることはあまり知られていないのでは?

知られていないと言いますか、一回恐山について調べてみないと分からないことです。

 

そんな恐山での入浴について、書いていこうと思います。

スポンサーリンク
 

もくじ

 

 恐山へ行こう

 

 

私が恐山を知ったのは中学生の時です。

学生時代の授業内容は何かと記憶から消えがちですが、この恐山を知った時の衝撃は強いです。

と言うのも、先生が誇張した表現でとにかく恐ろしい場所だ~なんて伝えてくるので記憶に残ったのだと思います。

確かに恐ろしい山で恐山ですから、インパクトは強いです。

 

少し不安な気持ちになりながら車を走らせていましたが、到着した途端に緊張がスーッとなくなりました。

なぜなら観光バスがズラリと並んでいて、多くの方で賑わっていたからです。

私の勝手な想像では、皆厳かな面持ちで参拝するのかと思っていましたから、そこかしこに響く笑い声がある意味異様でした。

食事処もありますし、観光スポットと言うと語弊はあるかもしれませんが長い時間滞在できるかと思います。

 

入山料は500円で、5月1日から開山されるようなのでその辺りは要注意です。

 

どのような雰囲気か

 

温泉の話に移行する前に、私が感じた恐山について書き進めようと思います。

門周辺は多くの人がいて賑やかなのですが、奥に進むに連れて空気が重たくなるのを感じました。

周囲にはたくさん人が歩いているのですが、人々の顔に笑みはなく神妙な面持ちで見渡しています。

駐車場の雰囲気との違いに驚きますね。

恐山は火山ですので、荒々しい岩場からはガスが出ています。

そして所々にカラフルな風車がカタカタと回っていますが、これも普段の生活の中でなかなか見ない光景です。

賽の河原など聞き覚えのある場所もドキドキしましたが、一番衝撃が強かったのが宇曽利山湖です。

この湖は歩いているといきなり目の前に広がるのですが、とても美しいことに間違いありません。

ただ、この世の果てのような印象も受けてしまいました。

 つい佇んで考えごとをしたくなってしまうような雰囲気で、不思議です。

 

 温泉に入ろう

f:id:kyoudouyokujyou:20190215201341j:plain

 

 恐山では入山料を支払うと四か所の温泉に入れます。

一度に四か所はさすがに厳しいので、私は薬師の湯と花染の湯に入りました。

写真は薬師の湯ですが、門を通って一番最初に見えてくるので入浴する人も多いと思います。

対して花染の湯は目立たない場所にあるので、意図して探さないと見つけられないと思います。場所的には宿坊の裏辺りですかね。

なお、花染の湯は混浴です。

f:id:kyoudouyokujyou:20190215201459j:plain

花染の湯

 

どちらも酸性の硫黄泉で、木のにおいが混じった硫化水素臭という感じ。

舐めると酸味を感知しますし、体にビシビシと湯のパワーが伝わってきます。

キシキシとした浴感かと思いきや、結構なめらかな浴感でした。やや熱めで、掛け流されています。

 

通常であれば、フーッと息を吐いてゆったり入浴するのですが、なかなかリラックスできません。

このような恐山の空気感ですから、体が緩まないのです。

 

こんな感じで入浴をした経験は他にないので、まさに恐山ならではの時間ですね。

スポンサーリンク
 

おわりに

 

恐山は遠かったのですが、門を出て車に乗った時、「ああ、来て良かったな」と思いました。

それは掛け流しの温泉が良かったという点が大きいですが、それ以上に人生を考えさせられたからです。

不思議な空間で、時折フーッと吹く風すら何か意味があるのではないかと思えるほど。

 

皆さまは恐山や、そこでの入浴で何を感じるでしょうか?