雑誌などを見ていて思うのですが、唯一無二の特別な空間にスポットライトが当たっているような気がします。
雑誌としてはその方が映えるでしょうし、それだけ多くの方が非日常的な空間を求めているのだと感じます。
ただ、そのような特別な空間を堪能できるのはほとんど高級宿です。
どのラインから高級なのかは人それぞれなので難しいですが、その華麗な姿は間違いなく雑誌を盛り上げています。
私は面倒臭いことに、本当の幸せとは何なのか?という疑問が浮かび上がりました。
人それぞれ・・ではありますが、宿における満足感や幸福について少しだけ考えてみます。
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もくじ
高級宿で感じた居心地の悪さ
私は高級宿で居心地の悪さを感じてしまいました。
何か問題があった訳ではありませんし、部屋も温泉も料理も最高でした。
でも、何故か私の心の奥底からはナーバスな感情が湧きあがってくるのです。
しっかりとその感情に対して向き合ってみると答えが見えてきて、やはり「料金の高さ」がネックになっています。
何をしても、翌日9時ぐらいのチェックアウト時に支払うお金のことが気になってしまうのです。
これは私だけでしょうか?それとも・・?
年収3000万円ぐらいの方が、駄菓子を買うような感覚で数万円を支払えるのであれば心地良い時間を過ごせるでしょう。
ただ、変な緊張感と共に数万円を支払うのであれば身の丈に合っていないと思わざるを得ません。
雑誌を見ると美しい宿の姿が次々と目に飛び込んできて、行きたい!と思うかもしれませんが金銭面を考えると難しいですよね。
貯金をしたとしても「これだけのお金があれば・・」と考えだしてしまう。
安く泊まれる宿で満足できるか
安く泊まれることのメリットは、やはり出費が少なくなる部分です。
しかし、料金相応の環境になるのは仕方ありません。温泉の質に関しては料金によって左右されませんが。
その中で、例えば「自分が作った方がもっと美味しくなるな」とか「自宅の部屋の方が清潔で綺麗・・」という不満を抱くとその温泉旅行は残念なものになります。
その点、高級宿は自分では決して生み出せない料理と非日常的な空間を堪能できる可能性が高いです。
安く泊まれる宿でも、宿側が信じられないほどの努力を重ねているケースもあれば、安くしているから色々と我慢して欲しい!というケースもあります。
それ故に、所謂当たり外れは大きくなってしまうかもしれませんね。
高級宿がどの角度から見ても完璧!と断言できる訳ではありませんが、それなりの料金設定をしている以上、あらゆるケアをしていかないと成り立ちません。
決して料金が高くないのに満足できる宿が最強
ありきたりな結論で申し訳ありませんが、個人的には料金が高くないのに満足できる(コスパが良い)宿が良いのかなと思います。
ということで、唐突ですが個人的にコスパが良いと思った宿を二軒紹介します。
ブナの里 白神館
青森県西目屋村の宿です。
温泉は気軽に立ち寄り入浴可能で、掛け流しの塩化物泉からは塩味や塩っぽい温泉臭を感知します。
小さめですが宿泊者専用の内湯もあるので、ゆったり入浴できます。
こちらは、料理の量が印象的でした。
決して宿泊料金は高いと感じる価格帯ではありませんが、食べきれないほどの料理が運ばれてきたのは驚きましたね。
本当に、「何かプラン間違えてませんか?」と言いそうになるぐらいです。
近くで団体さんが食べていたので、もしかしたら「食材余ったからついでにあの一人旅の人にも出してやれ!」という感じだったのかも?違うかな?それぐらい多かった。
5年ぐらい前の話ではありますが、印象に残っている宿ですね。行かれる際は最新情報をチェックしてください。
あだたらの宿 扇や
こちらは、宿泊料金の割に総合力の高さを感じる宿です。
福島県岳温泉に位置する宿で、温泉は少し白濁した酸性泉が掛け流しで満たされています。
館内各所に花が生けられていますが、この花の甘い香りが心地良い。
部屋も清潔ですし、座布団なども決して安価ではないだろうと想像できます。
料理のボリュームもありますし、温かいものはしっかりと温かく手抜き感がありません。
帰りも一人なのに二本松駅まで送迎してくれたりと、良かったですね。
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おわりに
とにかく優雅に過ごしたい!とにかく安ければOK!
色々な考えがありますが、限りある人生の中で「これはリピートしたい!」と思える宿を少しでも増やせると良いですね。
幸運を祈ります。