温泉無常

旅と温泉は、確実に人生を少しだけ楽しくさせる!

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シャワー無し&ソープ類もほぼ無い宿では、粋な温泉の楽しみ方ができる

鹿児島県吹上温泉の中島温泉旅館がTVに映っており、何と「座敷わらしが出る!?」という内容でした。

残念ながら中島温泉旅館は未訪なのですが、私が気になったのは「吹上温泉」という部分。

一気に吹上温泉の記憶が脳内で再生されます。

そんな吹上温泉の「湖畔の宿 みどり荘」が今回の記事の主役です。

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もくじ

 

透明とグリーンの硫黄泉

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 みどり荘では、二種類の温泉を楽しむことができます。

まず内湯に満たされているグリーン色の温泉は単純硫黄泉で、自家源泉と配湯の混合とのこと。

硫化水素イオンが12,1という数値で、ゆで卵臭というよりドギツイ硫黄!という温泉臭。もや~~っとした苦味も特徴的です。

スベスベとした浴感で、目の前のみどり池を眺めながら入浴できます。

もちろん、鮮やかなグリーン色の温泉と黒い湯の花に魅了される時間も良いです。

 

露天風呂は透明で、こちらは自家源泉100%掛け流しとなっています。

硫化水素イオンは30,1という数値の単純硫黄泉で、これまたドギツイ硫黄感が全面に出た温泉です。

こちらはとにかくやわらかい湯触りが特徴的です。

何か包まれているかのような安心感と、源泉温度が約60℃なのに絶妙に調整されている湯温。

もう、何度も入浴してしまいました。まさに病みつきですね。

内湯・露天共に飲泉可能です。

 

ソープ類は極力必要ないという新しさ

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みどり荘はシャワー無しで、ソープ類もほぼありません。厳密に言うと、宿泊者は部屋にソープ類があるので、それを持って内湯で使うことができます。

また、ポツンと内湯にソープ類が置かれているだけです。

どうしてもという方はお使いください・・みたいなニュアンスの言葉が添えられてあったと思います。

 温泉だけで体を清めてみてはいかがですか?という気持ちが込められているのでしょう。

立ち寄り入浴も可能ですが、このような現状であるという理解が必要です。

ちなみに私は浴槽に入る前に洗い、温泉に入った後は体を洗いませんでしたし、頭もマッサージして温泉をザーッとかけただけです。

翌朝、入浴した時に洗ってチェックアウトという流れでした。

 

良い?悪い?

 

家はもちろん、温泉を利用した時も体を洗ってから出るという人は多いと思います。

それがルーティンのようになっている場合は、体を洗わないと何だか風呂に入った気になれないのです。

でも、みどり荘はそんなゴシゴシ洗わなくても温泉で垢は落ちるのだと、待ったをかけています。

 

もちろん浴室内では絶対体を洗うの禁止!という訳ではないので、最初に汚れを落としてからは好みに応じた入り方をするしかありません。

体を洗ってからじゃないと脱衣場に戻れない!という方はそのような行動をして、私のように洗わずに戻るのも良い訳です。

 

その中で僭越ながら言わせていただきたいのは、体を洗わずに脱衣場へ戻る心地良さを感じてみてはいかがでしょうか?ということです。

確かに浴槽の温泉水は、湯口を除いてそのまま飲めるような清潔感はありませんし、雑菌も当然浮遊しているでしょう。

しかし、いつまでも肌から温泉臭が漂う状態というのは、まさに至福の時間です。

浴後に体を洗うと肌の油分が多く失われますし、成分も洗い流されてしまいます。

酸性泉であれば水で流した方が良い場合もありますが、みどり荘の湯は酸性ではないです。

 

シャワーが無いのは、みどり荘に限った話ではなく他の多くの宿でも見られることです。

シャワーは紛れもなく便利ではあると思いますが、シャワーが無いと浴室の雰囲気がキュっと引き締まるような感じがします。

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おわりに

 

みどり荘は、粋だなぁ~と思います。

他の温泉施設や宿で「温泉成分を洗い流さないでください」という表示を見かけるシーンは多いですが、大抵シャワーやソープ類が並んでいます。

つまり、そうは言いながらも洗い流しやすい環境が整っているということですね。

もちろんこれはニーズに合わせた用意です。

 

みどり荘は、入浴客のニーズに沿うだけでなく「自分達が思う温泉の入り方で楽しんでいただきたい」という部分が強いように感じます。だからシャワーもソープ類もズラリと並べる必要がないのです。

職人気質という表現が適切か分かりませんが、「温泉に対するこだわり」は非常に美しいです。

 

皆さまもみどり荘で、いつもとは違うスタイルで入浴してみてはいかがでしょうか。

温泉と向き合い、頭頂部からつま先まで温泉まみれになってみてください。

 

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