温泉無常

日本国内には色々な温泉があるので、それらを知る一つのきっかけになれば幸いです

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熊本県黒川温泉の繊細な湯に私達は魅了される

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熊本県黒川温泉は全国に名を馳せる温泉地で、人気温泉地を決めるランキングでは上位にランクインします。

知名度が上がれば更に人が来るという好循環で、山の中の静かな温泉地は注目を浴び続けています。

そんな黒川温泉の魅力を今一度探っていきましょう。

なお、数年前の入浴なのでご了承ください。

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もくじ

 

まずは少しだけ歴史と凄さを振り返ります

 

黒川温泉は、元々湯治中心の温泉地でした。

山の中の決して交通の便が良いとは言えない環境なので、低迷する時期が長かったのです。

そんな状況を打開すべく、後藤哲也氏を中心に黒川温泉は変わっていきました。

木々に囲まれた、自然いっぱいの露天風呂は徐々に人気になり人を集めたのです。

1983年にスタートした黒川温泉入湯手形は今や黒川温泉を楽しむ上で欠かせない物ですし、1994年に制定された「黒川温泉一(いち)旅館」も効果的。

「街全体が一つの宿、通りは廊下、旅館は客室」つまり、皆で手を取り合って、共に繁栄しましょうという考えです。

一度黒川温泉に行っていただくと分かりやすいのですが、とにかく統一されています。

一つ一つ個性が異なるのも楽しいですが、統一された美しさというのは感動的。

 

日本各地の温泉地は、必ずしも手を取り合っている訳ではありません。

ライバルを蹴落とそうとしたり、バチバチと戦ったり。

でも黒川温泉には、そのような戦いはないはずです。(と、思いたい)

山の静かな温泉地が全国的に有名な温泉地へ。

その衝撃は、他の多くの温泉地を勇気づけたのです。

 

 各宿の温泉紹介

黒川温泉各宿を、全てではありませんが紹介していきます。

 

お宿のし湯

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木々に囲まれた野趣溢れる露天風呂が印象的で、木々に覆われ過ぎて日中なのにやや薄暗いですね。

一緒に外国人三人も入浴していたのですが、この空間に感動している様子でした。

やや白っぽく濁りかけている単純温泉で満たされていまして、湯口は激熱なので注意してください。

ほんのりと芒硝系の温泉臭がありまして、なめらかな浴感。

 

旅館にしむら

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受付をしたら反対側の湯小屋へ。

半露天という感じで、眼下には川が流れています。

透明の芒硝系の温泉臭を放つ湯が満たされていまして、浴槽の一部に寝湯できるスペースがあるのでリラックスできます。

薄暗い空間なので寝湯で思わず寝てしまいそうになりました。

 

 

 奥の湯

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浴室はまず内湯がありまして、その先に混浴露天風呂が並ぶという感じです。

透明の単純温泉はあっさりしていて肌に染み渡りますね。

特に露天風呂では目の前の木々や川を眺めながら入浴できるので、非常に落ち着きます。

温度もそれぞれ微妙に異なりますし、入りやすい場所を探してみてください。

 

山みず木

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こちらは広々とした露天風呂が特徴的ではないでしょうか。何十人も入れそうな広さで、しかも目の前に川が流れるという環境。

有り難いことに湯温も温めなので、リラックスしながら長湯できますね。

ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉はわずかに濁っていて、硫化水素臭がほんのり漂います。

木の温もり溢れる内湯は小ぶりですが、湯の鮮度は内湯の勝ちです。湯口ではより硫化水素臭を感知できるので病みつきになります。

 

いやしの里 樹やしき

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 受付をしてから外にある湯小屋へ。

まず内風呂がありまして、その奥に桶風呂・立ち湯・大きな混浴露天という感じ。

単純硫黄泉はわずかに白っぽく濁っていまして、ほんのり硫化水素臭です。一番特徴が強いのは桶風呂でした。

 

夢龍胆

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内湯と混浴露天がありまして、それぞれ広々としています。

やや白っぽいナトリウムー硫酸塩・塩化物泉が満たされていまして、芒硝・鉄系の温泉臭を感知。

内湯には源泉の蒸気を利用したサウナがありますが、凄まじい熱です。でも、温泉臭と木が混じったようなにおいは病みつきになりますね。

 

旅館わかば

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 浴室は内湯と木々に囲まれた落ち着いた雰囲気の露天。

PH3.4の単純温泉(現在はHPを見たところナトリウムー塩化物・硫酸泉泉とのこと)ですが、濃い茶濁りです。

温泉臭はわずかな鉄・噴気系のにおいがありまして、スベスベとした浴感もありますね。

 

御客屋

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代官の湯に通されました。わざわざ案内してくれるなど温もりのある接客でした。

PH2.8の酸性・含鉄ー単純温泉で、結構珍しい源泉だと思います。

水素イオンが1.8で総鉄が約45mgという数値です。

これだけの鉄含有量なので濃い茶濁りで、意外と鉄臭は影を潜めて酸性系のにおいが特徴的。

舐めると少し酸味があり、キシキシとした浴感です。

 

旅館やまの湯

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小さな脱衣場を抜けると、その脱衣場のスペースに比例しない広々とした露天風呂が見えてきます。

透明のあっさりとした温泉で、温度も良い感じ。

偶然、ずっと一人で入浴したので開放的な気分でした。

広々とした露天で一人・・本当に落ち着きます。

 

旅館壱の井

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泉質は単純硫黄泉で、色はほぼ透明ですがわずかに硫化水素臭を感知します。

そして、舐めると微酸味で浴感はキシキシ。

内湯と露天がありますが、露天の方が温泉臭が強く感じます。

露天には蟹がいました。

 

帆山亭

 

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ほぼ透明の単純温泉が満たされており、岩石っぽいにおいがあります。

 なめらかな浴感のやさしい温泉。

昼は目の前の川を眺めながら、夜は星空を見上げながら・・。

 

湯本荘

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底がわずかに見える茶濁りの単純硫黄泉が満たされています。

単純硫黄泉ですが、鉄臭や鉄味など鉄が主張する温泉で舌。

なめらかな浴感で、湯の鮮度も良好だと感じました。

 

ふもと旅館

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もみじの湯に入りました。

チラっと川を眺めながら入浴できる、木々に囲まれた露天風呂です。

ナトリウム・塩化物・硫酸塩泉が満たされていまして、トロミのあるなめらかな湯。

温泉臭は香ばしい鉄系のにおいです。

高温の源泉ではありますが、加水無しの掛け流しで使われており、42℃ぐらいです。

 

南城苑

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脱衣場前には顔蒸しサウナがあって珍しい。

緑系に濁っているナトリウムー硫酸塩・塩化物泉は少し鉄のにおいがあります。

なお、現在改装中で2019年春に再開とのこと。

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おわりに

 

黒川温泉は、温泉街や宿の雰囲気が素晴らしくて何度行っても落ち着けます。

温泉も、それぞれの宿で特徴が異なるので湯巡りも非常に楽しいです。

白濁の硫化水素臭、茶濁りの鉄臭、透明のほぼ無臭・・。色々な温泉が湧いてます。

現金で立ち寄り入浴するより入湯手形を使った方がお得なので、手形とマップを持って散策してみてはいかがでしょうか。

なお、入湯手形で全ての宿を制覇すれば「湯めぐり達人」として記念品をゲットできますので、挑戦してみてください。