温泉無常

旅と温泉は、確実に人生を少しだけ楽しくさせる!

スポンサーリンク

12月23日に乳頭温泉郷鶴の湯に一人で泊まった私は幸せだったのか?

日本におけるクリスマスは残酷な日です。

カップルで過ごすことができれば勝者で、一人で過ごそうものなら敗者扱いをされてしまいます。

被害妄想ですけど・・。

私が鶴の湯に宿泊したのは23日で、クリスマスとは被っていませんが世の中のクリスマスムードが最高潮に達しようかという時期です。

9年くらい前の話ではありますが、記憶を蘇らせてみます。

f:id:kyoudouyokujyou:20181206112336j:plain

スポンサーリンク
 

もくじ

 

ワクワクしていた

 

家を出て新幹線に乗っている時、ワクワクしていました。

なぜなら、あの鶴の湯に宿泊できるという事実がそこにはあるからです。

温泉への興味が薄い方でも知っているのではないか?というほどの超有名宿。平常心を保つのは難しいのです。

東京~盛岡~田沢湖駅と移動しまして、バスで「アルパこまくさ」まで移動します。そこからは宿の送迎者で移動という形です。

まだ夕食前の時間なのに外は真っ暗で、雪も降っていました。

写真の通りこんもりと雪が積もっていまして、東北の冬の厳しさを痛感したものです。

 

湯と向き合う時間

 

鶴の湯では、湯と向き合う時間を過ごせます。

部屋にはテレビがありませんし、宿の周辺に飲み屋が並ぶというロケーションでもありません。

そこには掛け流しの白濁湯、足元から湧出する混浴などいくつかの浴室(浴槽)があります。

一見同じような見た目ですが、温度や感触などに微妙な違いがあるので宿泊したらぜひ全ての浴槽に入ってみてください。

 

基本的にはどれも硫化水素臭がありまして、非常に湯の感触が滑らかです。やわらかくて優しい温泉という印象。

体が冷えたら温泉へ。温まり、また冷えたら温泉へ・・という具合に入りまして、まさに温泉三昧の過ごし方でした。

 

夜の混浴露天がクリスマスを頭から消した

 

これまで特に書きませんでしたが、駅にはクリスマスツリーがあってBGMもそれらしいものが流れています。

カップルも、すぐそこに迫っている一大イベントに向けて気持ちが舞い上がっているような雰囲気です。

そんな様子を見ると、何とも言えない気持ちになってきますね。

 

でも、夜の混浴露天風呂に入っていると頭の中は全て温泉一色になりました。

底から上がる気泡を体に這わせたり、地面を触って温泉の熱を感ていると、時間を忘れます。

温泉の温度も39℃くらいで長湯できるので、ゆったりとした時間を過ごせます。

夜空、積もった雪、白濁湯・・本当に心地良かったです。

 

朝の混浴露天でクリスマスを思い出す

 

当然、夜だけでなく翌朝も混浴を楽しみます。

すると、カップルが仲良く入浴していました。

その瞬間私の頭の中が「ああ、今日は24日か・・」という意識に支配されてしまったのです。

もちろん入浴自体は最高に心地良かったです。白濁の温泉と積もる雪、そして空も曇天だったので全てが真っ白。

夜の露天も幻想的ではありましたが、朝もなかなか不思議な感じでしたね。

そもそも到着した時にはもう既に暗かったので、実は明るい中で入浴したのは24日朝が初めてだったのです。

f:id:kyoudouyokujyou:20181206144204j:plain

 

もう人の人生を気にするのはやめよう

 

入浴している時に心の底から湧き上がってきたのは、もう人の人生を気にするのはやめよう・・ということです。

人の人生を気にして比べて、勝手に一人で過ごすクリスマスをナーバスに捉えていたのです。

せっかく楽しみにしていた鶴の湯で、何となく塞ぎ込む自分に嫌気が差してしまいました。

現在私は、所謂「他人は他人、自分は自分」という考えが強いのですが、この経験が大きいのではないかと感じています。比べても、虚しいのです。

この時は21歳ですかね?何かと多感な時期だったと思います。

スポンサーリンク
 

おわりに

 

人は色々な経験を重ねて大人になるものですが、鶴の湯での宿泊は何かと印象深かったです。

でも、本当に良い時間でした。温泉と向き合う楽しさを教えてくれた場所の一つです。

一人で過ごすクリスマスに苦しさを感じている方は、その苦しさを汗と共に流してみてはいかがでしょうか?きっと良い時間になりますよ。きっと・・。

 

なお、クリスマスは宿の予約が埋まりやすいので、早めの予約をオススメします。

 

f:id:kyoudouyokujyou:20181206152731j:plain