温泉無常

日本国内には色々な温泉があるので、それらを知る一つのきっかけになれば幸いです

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塩素臭は温泉入浴の楽しみを完全に奪うのでしょうか

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(蔵王温泉 強酸性泉の中では色々な菌が死滅します)

 

浴室に入ると漂ってくるプールのようなにおい。

その正体は塩素系薬剤(次亜塩素酸ナトリウムなど)で、誰もが嗅いだことのあるにおいではないでしょうか。

決して良いにおいとは言えませんし、人によっては強い嫌悪感を示します。

この記事では、そんな厄介な塩素臭とどのように向き合えば良いのか考えます。

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もくじ

 

なぜ塩素臭は嫌われる?

 

私の考えとしては、源泉の特徴がかき消されるからです。

源泉は数多くありますが、その特徴はそれぞれ異なります。

硫化水素臭がしたり、金気臭がしたり・・。

そんな特徴を確かめるのも、温泉入浴の楽しみです。

しかし、塩素臭が強いと全て同じようなにおいになってしまいます。

北海道のA温泉も、岩手のB温泉も、神奈川のC温泉も、熊本のD温泉も全部塩素臭。

こうなると、何だか残念な気持ちがグルグル渦巻くのは仕方ないです。

交通費と時間をかけて行った温泉のにおいが、自宅から車で10分の温泉と同じだなんてね。

もちろん温泉旅行は温泉臭以外の要素が重要ですが、一つの楽しみが奪われます。

 

塩素消毒を止めて欲しいとは思わないです

 

塩素臭は温泉臭をかき消す?それなら、使用を中止すればどうか!?・・・とは思わないです。

責任を負う立場から考えてみると良いですが、温泉では残念ながらたまにレジオネラ関連の事故が発生します。

自分達の施設で事故が発生した場合は、当然どのように消毒をしていたのか問われることになりますが、「温泉臭を楽しんでもらうために消毒しなかった」なんて回答はあり得ないのです。

消毒はお客様を守る手段なのです。もちろん消毒はする・しないの問題ではなく強酸性泉など消毒が免除されている場合を除いて義務付けられているはずです。

銀イオンや紫外線など他にも手段はありますが、推奨されているのは塩素消毒です。

 

塩素臭を感知して、温泉臭を楽しむ時間が奪われることに対しては残念ですが、だからと言って温泉施設や宿の評価が地に落ちるというのは悲劇です。

 

塩素臭の裏に隠れる温泉臭を楽しむ

 

どうしても塩素臭を嗅ぎたくないと思う場合は、入念に調べて源泉の個性溢れる施設や宿へ向かえば良いと思います。

しかし、たまたま通りかかった温泉に立ち寄るとか、予定に無かったけど温泉に入るとか、色々ありますよね。

そんな時も塩素臭を避けるとなると、もう入る温泉が無くなってしまうかもしれません。

循環式であれば湯を使い回す訳なので消毒は必須ですし、掛け流しでも消毒不要ではないです。

 

私なりに辿り着いた結論としては、現実を楽しむしかないということです。

 

 塩素臭が漂う湯に対して歓喜することはないですが、例えば怒りの感情で入浴しても結局は自分だけが損をします。

施設側も、入浴客を苦しませようとして塩素系薬剤を使っている訳ではありません。

 

塩素臭が漂う湯であっても、100%塩素臭かどうかは入ってからのお楽しみです。

塩素臭の裏に硫化水素臭があるとか金気臭があるなどすれば、湯をクンクン嗅いで楽しめます。

そして、全身を伸ばして景色を眺めて・・家の風呂では決して経験できない入浴を堪能すれば良いと思います。

 

浴感や味は失われにくい

 

温泉臭は塩素系薬剤の独特のにおいにかき消されますが、浴感や味に注目してみるとそれほどネガティブなものではないです。

炭酸水素塩泉であればスベスベとした浴感がありますし、塩化物泉であれば塩味があります。

ただ、加水が多いと浴感も味も失われがちになるのは事実です。

加水無し掛け流しはもちろん、加水無し循環でも浴感や味は結構残っているので、そこらを重点的に楽しむと満足度が高まるかもしれません。

 

おわりに

 

塩素臭は温泉入浴の楽しみを完全に奪うのか・・という自問に自答するのであれば「ノー」です。

温泉臭という一部の楽しみは奪われますが、消毒は仕方ありません。

 

それに、現実を見ると多くの人は塩素臭どうこうよりも清潔感・景色・料理などの方が重要なのではないでしょうか。

温泉好きとしては、もっと温泉そのものに注目してあげて!と小さな声で言いたいですが、温泉の楽しみ方を強制する筋合いはありません。

 

塩素臭は仕方ないのだとなるべくポジティブに捉えて、置かれた環境を楽しめると良いですね。

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