温泉無常

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別府の共同浴場は温かかった

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(大分県 別府温泉 建て替え前の不老泉)

 

別府温泉郷は、日本だけでなく世界に誇る温泉だと感じています。

圧倒的な湯量、放射能泉を除く全ての泉質が別府という一つの市内に湧くというのは凄まじいことです。

 

でも個人的に思う別府の良さって、もっと奥深い部分にあるような気がします。

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もくじ

 

 

人の温かさ

 

別府の共同浴場は、人が温かいです。もちろん中には、あまり外部の人間を歓迎しない人もいるかもしれません。でも、我々が相手のテリトリーに入る訳なので、拒絶されても仕方ないです。

ただ、少なくとも私は別府で拒絶されたことはありません。

 

熱そうにかけ湯をしていたら地元の方が水を足してくれたり、気軽に声をかけてくれたりしました。

「どこから来たの?」という一言から始まり、他愛もない会話が始まります。

こちらの勝手な思い込みかもしれませんが、地元の方が旅人に慣れているような気がします。

普通、九州で「愛知から来ました」って言うと驚かれるのですが、別府では「あ~愛知ね。この前は北海道の人も来てたよ」などと切り返されます。

 

さすが別府の住民・・。

 

擦り減ったせっけんがいつまでも記憶に残る

 

京町温泉という温泉があります。

ちょっと熱めの湯に出たり入ったりしながらくつろいでいると、70代ぐらいの男性から声をかけられました。

他愛のない話をしてから、「せっけん使うかい」と言われて擦り減ったせっけんを渡されたのです。

懸命に泡立てて、素手で体を洗って、バシャ―と泡を流す。

そして、「ありがとうございました」と言ってせっけんを返したのです。

それだけのことなんですけど、

あったけぇなあ・・別府・・

と、京町温泉の建物前のスペースで思ったものです。

 

挨拶は当たり前

 

全国各地の温泉地に共同浴場はありますが、共同浴場と一口に言っても賑やかな共同浴場とそうでない共同浴場があります。

たまたま仲の良い人がいなかったとか、色々な状況が考えられますが・・。

でも、別府の共同浴場は挨拶が当たり前のように交わされますし非常に賑やかです。

地元の方だけでなく、大きな荷物を抱えた外国人を含む旅人も多いので、場合によっては共同浴場が大混雑します。

混雑する中で、脚を折り曲げて入る湯もなかなか良いものです。

 

湯も温かい

 

別府の湯は、基本的に熱いです。

適温だと感じたことはほとんどありません。

長らく誰も入っていないと、場合によっては45℃以上の危険な状態になっていますね。

でも、ゆっくりゆっくりかけ湯しながら体を慣らして入るのが、別府共同浴場の良さの一つでもあると感じます。

しかも、どこもかしこも掛け流し。

 

私は、いつも別府から離れる時は不思議な気持ちになります。

今離れているのに、次はいつ来ようかと頭の中で考えているからです。

私が温泉好きである以上、このとてつもない湯の街との付き合いは一生続くのだろうと思います。

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